こんにちは。shunです。
ベーシストにとって野外ライブは、普段のスタジオやライブハウスとは全く違う環境。開放感が魅力的ですが、その一方で音作りや機材トラブルなど、思わぬ落とし穴も多いです。この記事では「ベーシストが野外ライブで気をつけるポイント」を実体験とともに解説します。
1. 音作りは「低音の抜け」を最優先
屋内と違い、野外は壁や天井の反射がないため、低音が拡散しやすく「ベースが埋もれる」現象が起こりやすいです。
- ミドル(中音域)を少し上げて音の輪郭を出す
- ロー(低音域)を上げすぎない
- アタックを意識して弾く
この3つを意識するだけで、音が前に出やすくなります。特にコンプレッサーを持っている人は軽くかけると安定します。
2. 機材は「熱」「湿気」に注意
真夏の炎天下では機材トラブルが多発します。
- エフェクターやアンプは直射日光を避ける
- ケーブル類は日差しで硬化や断線のリスクあり → 予備を必ず持参
- チューナーやワイヤレスは電池切れに注意
また、夜の野外は湿気でシールドやペダルが結露することも。タオルや除湿用の袋をケースに忍ばせておくと安心です。
3. 楽器そのもののケア
木材でできているベースは気温や湿度に敏感です。
- 直射日光でネックが動く可能性がある → リハ時にチューニングを何度も確認
- 弦は汗で錆びやすくなるので、本番前に交換しておくのも手
- ピックやストラップの予備は必須
「本番で弦が切れた!」という最悪の事態を防ぐためにも、最低限のメンテナンスは前日にしておきましょう。
4. モニター環境の違いに慣れる
野外では返しのモニター(自分の音を聴くスピーカー)が聞き取りにくくなることがあります。
- ドラムのキックと自分のベースを意識して合わせる
- モニターが聞こえなくても、ステージ上の「体で感じる低音」を頼りにする
普段からイヤモニや練習用アンプで「抜ける音」を意識しておくと、本番で混乱しにくくなります。
5. 体調・集中力も最大の武器
野外は天候に左右されるので、体調管理も演奏の一部。
- 水分補給をこまめに行う
- ステージ前はアルコールや過度な食事を控える
- リハから本番まで時間が空く場合はストレッチや軽い運動で体をほぐす
特に真夏フェスは熱中症が一番の敵。演奏どころではなくなるので、準備とケアを忘れないようにしましょう。
まとめ
野外ライブは、ベーシストにとって音作り・機材管理・体調管理すべてが試される場です。
・ ミドル重視の音作り
・ 予備機材とメンテナンス
・ 体調管理と集中力
この3点を意識すれば、屋外でも自分のベースサウンドをしっかり届けられます。観客に「外でもベースが気持ちいい!」と思わせられたら最高ですね。
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