こんにちは。shunです。
バンド活動をしていると、時々耳にする「ベーシストのギタリスト」や「ギタリストのベーシスト」という表現。ちょっとややこしいですが、これはプレイスタイルや音楽的な思考の違いを指す言葉です。今回はその違いをわかりやすく解説します。
ベーシストのギタリストとは?
「ベーシストのギタリスト」とは、本職がギターだけれども、ベースを弾くときに ベースらしい低音の役割やグルーヴを意識できるギタリスト のことを指します。
- 特徴
- コード感やハーモニーに敏感
- リズムを支える意識がある
- ギター的なフレーズに寄りすぎず、バンド全体の土台を意識できる
- メリット
- 曲全体を支える“安心感”を出せる
- ギターとの兼ね合いが上手い
- デメリット
- ベースの専門的なニュアンス(ニュアンス豊かなミュートやアタック感)はやや弱い場合がある
つまり、ギタリストでありながら「ベースの役割」を理解して弾けるプレイヤーです。
ギタリストのベーシストとは?
一方「ギタリストのベーシスト」とは、本職がベースなのに、弾き方や発想が ギタリスト寄り になってしまっている人を指します。
- 特徴
- ソロやメロディラインを弾くのが好き
- ベースラインよりもリードプレイに寄る傾向
- コード進行や和音を多用することもある
- メリット
- 曲に華やかさを加えられる
- バンド内で目立つ存在になれる
- デメリット
- リズムや土台を支える役割がおろそかになる場合がある
- ドラムとの噛み合わせが弱くなりやすい
つまり、ベーシストでありながら「ギター的な考え方」で演奏する人です。
違いを整理すると?
視点 ベーシストのギタリスト ギタリストのベーシスト 本職 ギタリスト ベーシスト ベースに求めるもの リズム・土台・支え メロディ・リード感 強み 曲全体を整える安定感 曲に彩りを加える表現力 弱み ベース独特のニュアンス不足 土台の弱さ、リズム感の希薄さ
まとめ
「ベーシストのギタリスト」と「ギタリストのベーシスト」の違いは、どの楽器を本職にしているか、そしてどんな意識でベースを弾くか にあります。
大事なのは、どちらが正しいかではなく、バンドに何が必要か を考えること。
- 土台が欲しいなら「ベーシストのギタリスト」的なプレイが光る
- 華やかさが欲しいなら「ギタリストのベーシスト」が輝く
あなたのバンドではどちらが求められているでしょうか?
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