ベーシストはなぜ「影の目立ちたがり屋」が多いのか?

ベース
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こんにちは。shunです。
バンドの中でも、ちょっと不思議な立ち位置にいるのがベーシスト
派手に目立つわけでもないのに、妙に存在感がある──そんな人、あなたの周りにもいませんか?

実はベーシストには、「影の目立ちたがり屋」という性質を持つ人が多いんです。
今日はその理由を、音楽的・心理的な側面から掘り下げてみましょう。


1. ベースは“目立たないのに支配的”な楽器

ベースは、音域的に低く、メロディよりもリズムや土台を支える役割。
ライブでもスポットライトが当たることは少なく、観客の目線はギタリストやボーカルに集まります。

でも実際には、ベースがズレた瞬間にバンド全体が崩れる
つまり、「気づかれにくいけど、なくてはならない存在」なんです。

この「裏方なのに重要」という立ち位置が、ベーシストに影から輝く快感を与えます。
誰よりも音の芯を支配しているのに、表ではクール──それがベーシストの美学なんですね。


2. 主張したいけど“出しゃばりたくない”心理

多くのベーシストは、内面に「俺を見ろ」という気持ちを持ちながら、
同時に「目立ちすぎるのはダサい」と思っています。

つまり、自己主張と謙遜のバランスが絶妙。
派手なソロよりも、ちょっとしたフレーズの“間”や“音の選び方”で存在感を出したい。

音で語るタイプの目立ちたがり屋──それが「影の目立ちたがり屋」と言えるでしょう。


3. 「自分だけが気づくカッコよさ」を追求する性格

ベーシストは細部にこだわる人が多いです。
ピッキングの角度、弦のテンション、エフェクトの深さ…
他人が気づかないようなニュアンスに命を懸ける。

これは、「人にはわからなくても、自分にはわかる」タイプの目立ち方。
いわば職人肌の目立ちたがり屋です。
ギターソロのような派手さよりも、「裏のグルーヴで全員を踊らせた時の快感」に喜びを感じます。


4. チームプレイの中で個を出す、絶妙なバランス感覚

ベースは、ドラムとロックしてリズムを作り、ギターやボーカルを引き立てる立場。
つまり、チーム全体を支えながらも自分の色を出すという難しいバランスが求められます。

この感覚が身につくと、普段の性格にも影響します。
「一歩引いて全体を見つつ、自分の個性もちゃんと出す」──
そんなスマートなタイプの人がベーシストには多いのです。


5. “影”こそがカッコいいという価値観

最後にひとつ。
ベーシストは、「派手=かっこいい」という単純な価値観を超えています。
むしろ、“影”の中に美学を見いだす人が多い。

音数を減らす、休符を活かす、沈み方で魅せる──
この「控えめな中に存在感を出す」という表現こそが、
ベーシストにとっての“最高の目立ち方”なんです。


まとめ

要素 内容 楽器の特性 目立たないがバンドを支配する存在 心理的傾向 出しゃばらずに存在感を出したい 美学 自分だけがわかるカッコよさを追求 役割意識 チームを支えながら個性を出す 結論 ベーシストは「影の目立ちたがり屋」


「音で空気を支配する快感」
「誰も気づかない完璧さへの執念」

それこそ、ベーシストが“影の目立ちたがり屋”である理由です。
派手じゃなくても、静かに誰よりも熱い。
それがベースという楽器、そしてベーシストという生き方なんです。

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