徹夜して弾けなかったフレーズが翌朝弾ける理由|ギター・ベース練習の不思議な現象

ギター

こんにちは。shunです。
ギターやベースを練習していると、こんな経験をしたことはありませんか?

昨日の夜、何時間も同じフレーズを練習したのにまったく弾けなかった。
ところが翌日の朝、自然に指が動いて普通に弾けてしまった。

一見「不思議な現象」ですが、実は音楽練習と人間の脳・身体の仕組みが深く関係しています。今回は、この“翌朝マジック”の正体について解説します。


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脳科学的な理由|睡眠中の「記憶の定着」

人間の脳は、練習で得た運動情報を「小脳」や「運動野」に一時保存します。
しかし、そのままでは「覚えたての不安定な状態」。ここで重要なのが 睡眠 です。

  • 睡眠中に脳は情報を整理し、「長期記憶」として保存
  • 特に深い眠りやレム睡眠時に、練習した指の動きを再現・定着させる
  • その結果、翌朝には「無意識に弾ける」状態になっている

つまり、徹夜練習で弾けなかったフレーズも、眠ることで脳が裏で作業をしてくれているのです。


身体的な理由|筋肉と神経のリフレッシュ

ギターやベースのフレーズは「筋肉の力」よりも「神経の伝達」が大切です。
長時間の練習で疲労した手指の神経は、動きが鈍くなります。

  • 休息を取ることで神経がリフレッシュ
  • 指の動きがスムーズになり、昨日はできなかった運指がスッとつながる
  • “無理やり動かす”から“自然に動く”に変わる

これも翌朝スムーズに弾ける理由のひとつです。


効率的な練習法|「寝かせる」ことも大切

この現象を利用することで、より効率的に上達できます。

  1. 短時間集中練習
    ダラダラ続けるより、20〜30分集中して練習。
  2. 寝る前にもう一度触る
    睡眠前に軽く弾いておくと、脳が記憶を強化しやすい。
  3. 翌朝に確認
    一晩寝かせてから弾いてみると、驚くほどスムーズに弾けることが多い。

まさに「寝かせて上達させる」イメージです。


まとめ

  • 弾けなかったフレーズが翌朝弾けるのは、睡眠中の記憶の定着神経の回復によるもの
  • 練習は「長時間=正解」ではなく、「集中+休息」がカギ
  • 翌朝に試すことで、自分の成長を実感できる

ギターやベースの練習は「努力」だけでなく「仕組み」を理解するともっと楽しくなります。
もし昨夜弾けなかったフレーズがあれば、今日の朝にもう一度チャレンジしてみてください。


あなたはこの“翌朝マジック”を体験したことがありますか?
コメントや感想で教えていただけると嬉しいです!

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