私がギターを弾いてるバンド、GONGKONG。
初めは、本当に些細な事だった。
〜shoyaとの出会い〜
ヴォーカルのshoyaとは、私が高校3年生の時にアルバイトをしていた靴屋で、店長の紹介で出会うことになったのだった。
初めて見た時は、メガネをかけた真面目な男の子みたいな感じで、
店長は、「shunに紹介したい奴がいる!!こいつshoyaって言うんだ。俺の息子みたいな感じ!!」と言っていた。
shoyaに対しては、
「こいつはshun、こいつバンドやってるんだけど、ベースめちゃくちゃヤバいから!!」と紹介していた。
私は、そんな事ないですよ!!と言いながら
shoyaに、初めまして。shunです。と言ったところ、
shoyaから、「あれ??Ace of Trueのベースだよね??REN(当時のバンドのヴォーカル)とバンドやってるよね??」との事だった。
私は、なんで知ってるんだろう??と思いつつも
そうそう。と言い、少し話して、その日shoyaは帰っていった。
自分のことを知っていたこと、新たに友達が出来ること、少し嬉しいなと思っていた。
その日から、しばらく経ったある日。
店長の方から、いきなりのことではあったが
「shun!!そういえば、この前のあいつ!!shoya!!うちでバイトする事になったから、よろしく頼むな!!」
との事だった。
私も、え??そうなんですか!?とビックリした反応をしてしまったが、
内心は、あいつ。バンドが好きって言ってたし、楽しく一緒にやれそうだな!!と思っていた。
shoyaとは、バイトで重なる時間もあったが、すれ違いの時も多かった。
それから、高校卒業間近の頃。
shoyaと私は、アルバイトも卒業だ。
最後に、店長と3人で写真を撮ろうと言うことになったのだった。
その頃には、shoyaとは色んな話をしていて
shoyaはめちゃくちゃ面白い奴で、パンクとプロレスが大好きだと言う印象が強かった。
私は、これでこいつと会うのも最後か…ちょっと惜しいな。と思い、
shoyaと連絡先を交換した。
〜バンドではなく音楽〜
それから、高校を卒業して3月終わり頃。
shoyaに連絡をした所、何故かshoyaの家で遊ぶことになった。
その時に、shoyaの友達の「タシロ」と「だぁま」と出会った。
shoyaからは、ずっとバンドがやりたかったけどやれなかった。とは聞いていたが
まさか、家にギター、ベース、電子ドラムと全て置いてあるとは…という感じであった。
タシロとだぁまは、shoyaの部屋の楽器を弾いたり叩いたりして、私に楽器の弾き方を教えてくれ!!と言ってきたのだった。
そしてその日、暗くなるまでギターやベース(ドラムは専門外)を教えたのだった。
4月以降は、タシロとだぁまも仕事が始まり、お互い顔を合わせることは少なくなっていった。
shoyaとは、それからもご飯(びっくりドンキー)によく食べに行ったり、港にアコギを弾きに行ったりしていた。
ある日、shoyaがいきなり連絡をしてきて
「しゅんちゃんに前に貰ったMTR(マルチトラックレコーダー)使って曲作ったから」
と言ってきた。19歳の夏の頃だった。
その時、良くお世話になっていたスタジオ(パラダイスブルー)に行き、
shoyaがギター、私がベース、ドラムは機械。で
shoyaと演奏を合わせた。
〜友達の曲〜
その曲は、「oi FRIENDS」という曲だった。
そう、実はGONGKONGの初めての曲は、
「oi FRIENDS」なのであった。
初めての曲は、数年の時を経て2019年にGONGKONGで演奏することになった。
あの小スタジオで、当時GONGKONGを組んでいなかった2人で作った曲。
まさに、「友達」の曲であると思う。
続く
コメント